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Hyper-V 仮想マシンへの OpenBSD 6.9 のインストール

Hyper-V 仮想マシンへの OpenBSD 6.9 のインストール手順です。
※OpenBSD の仮想マシンは Hyper-V のサポート対象外です。

事前準備

ISO イメージファイルの取得

install69.iso を取得します。

仮想マシンの作成

Hyper-V 仮想マシンの作成の手順を参照して仮想マシンの作成を行います。

OpenBSD のインストール

インストール

『Hyper-V マネージャー』画面内の作成した仮想マシンを選択して、『操作』⇒『接続』を押下します。

『Hyper-V マネージャー』画面

仮想マシンのコンソール画面が表示されます。
『操作』⇒『起動』を押下します。

仮想マシンのコンソール画面

ブートローダ画面が表示されます。
そのまま Enter を押下します。

ブートローダ画面

インストール種別選択のプロンプトが表示されます。
『I』を入力 (『Install』を選択) して Enter を押下します。

インストール種別選択のプロンプト

キーボードレイアウト選択のプロンプトが表示されます。
『jp』を入力して Enter を押下します。

キーボードレイアウト入力のプロンプト

ホスト名入力のプロンプトが表示されます。
仮想マシンのホスト名を入力して Enter を押下します。

ホスト名入力のプロンプト

設定対象とするネットワークインタフェース選択のプロンプトが表示されます。
そのまま Enter を押下 (『hvn0』を選択) します。

設定対象とするネットワークインタフェース選択のプロンプト

IPv4 アドレス入力のプロンプトが表示されます。
IP アドレスを入力して Enter を押下します。

IPv4 アドレス入力のプロンプト

ネットマスク入力のプロンプトが表示されます。
ネットマスクを入力して Enter を押下します。

ネットマスク入力のプロンプト

IPv6 アドレス入力のプロンプトが表示されます。
本稿では IPv6 の設定は行わないこととします。
そのまま Enter を押下 (『none』を選択) します。

IPv6 アドレス入力のプロンプト

設定対象とするネットワークインタフェース選択のプロンプトが再度表示されます。
そのまま Enter を押下 (『done』を選択) します。

設定対象とするネットワークインタフェース選択のプロンプト

IPv4 ゲートウェイ入力のプロンプトが表示されます。
ゲートウェイの IP アドレスを入力して Enter を押下します。

IPv4 ゲートウェイ入力のプロンプト

DNS ドメイン名入力のプロンプトが表示されます。
本項では一旦デフォルトの『my.domain』を設定することとします。
そのまま Enter を押下します。

DNS ドメイン名入力のプロンプト

DNS サーバ入力のプロンプトが表示されます。
DNS サーバの情報を入力して Enter を押下します。

DNS サーバ入力のプロンプト

root ユーザのパスワード設定画面が表示されます。
パスワードを 2 回入力します。

root ユーザのパスワード設定画面

sshd 起動選択のプロンプトが表示されます。
インストール後の仮想マシンに対して SSH 接続でのログインを想定して、本稿では sshd の起動を行うこととします。
そのまま Enter を押下 (『yes』を選択) します。

sshd 起動選択のプロンプト

X Window System 使用選択のプロンプトが表示されます。
本項では X Window System の起動は行わないこととします。
『no』を入力して Enter を押下します。

X Window System 使用選択のプロンプト

デフォルトコンソール変更のプロンプトが表示されます。
そのまま Enter を押下 (『no』を選択) します。

デフォルトコンソール変更のプロンプト

一般ユーザ作成のプロンプトが表示されます。

一般ユーザ作成のプロンプト

本稿では以下例の情報の通り一般ユーザの作成を行うこととします。

ユーザ名 admin
フルネーム admin
wheel グループに所属 ※OpenBSD ではインストールの際に作成するユーザはデフォルトで wheel グループに所属
shell ※OpenBSD ではインストールの際に作成するユーザはデフォルトで /bin/ksh に設定

作成するユーザ名を入力して Enter を押下します。

一般ユーザ作成のプロンプト

フルネーム入力のプロンプトが表示されます。
フルネームを入力して Enter を押下します。

フルネーム入力のプロンプト

パスワード設定画面が表示されます。
パスワードを 2 回入力します。

パスワード設定画面

root ユーザの SSH 接続でのログイン設定のプロンプトが表示されます。
本項ではパスワード認証と公開鍵認証の何れも禁止することとします。
そのまま Enter を押下 (『no』を選択) します。

root ユーザの SSH 接続でのログイン設定のプロンプト

タイムゾーン選択のプロンプトが表示されます。
※ネットワーク接続状態から自動的に判別が行われます。
そのまま Enter を押下 (『Asia/Tokyo』を選択) します。

タイムゾーン選択のプロンプト

ルートディスク選択のプロンプトが表示されます。
そのまま Enter を押下 (『sd0』を選択) します。

ルートディスク選択のプロンプト

ディスクパーティション選択のプロンプトが表示されます。
本稿では仮想マシンは第 1 世代で作成することとしているため、そのまま Enter を押下 (『Whole disk MBR』を選択) します。

ディスクパーティション選択のプロンプト

パーティションレイアウトの設定画面が表示されます。
本稿ではディスクパーティションは自動分割を行うこととします。
そのまま Enter を押下 (『Auto layout』を選択) します。

パーティションレイアウトの設定画面

ファイルセットの取得元選択のプロンプトが表示されます。
そのまま Enter を押下 (『cd0』を選択) します。

ファイルセットの取得元選択のプロンプト

ファイルセットのパス名選択のプロンプトが表示されます。
そのまま Enter を押下 (『6.9/amd64』を選択) します。

ファイルセットのパス名選択のプロンプト

ファイルセットの一覧画面が表示されます。
本稿ではファイルセットは最小構成を行う (『bsd』と『base69.tgz』のみ選択) こととします。

ファイルセットの一覧画面

radmdisk kernel の選択を解除します。
『-bsd.rd』を入力して Enter を押下します。

radmdisk kernel の選択を解除

コンパイラ関連の選択を解除します。
『-comp*』を入力して Enter を押下します。

コンパイラ関連の選択を解除

マニュアルページの選択を解除します。
『-man*』を入力して Enter を押下します。

マニュアルページの選択を解除

ゲームの選択を解除します。
『-game*』を入力して Enter を押下します。

ゲームの選択を解除

X11 関連の選択を解除します。
『-x*』を入力して Enter を押下します。

X11 関連の選択を解除

選択解除を終了します。
そのまま Enter を押下 (『done』を選択) します。

選択解除を終了

『Continue without verification?』が表示されます。
このメッセージは取得した ISO イメージファイル (install69.iso) には SHA256.sig ファイルが含まれていないため表示されます。
『yes』を入力して Enter を押下します。

『Continue without verification?』の表示

アーカイブの展開が行われます。

アーカイブの展開

ファイルセットの取得元選択のプロンプトが再度表示されます。
そのまま Enter を押下 (『done』を選択) します。

ファイルセットの取得元選択のプロンプト

日付と時刻設定のプロンプトが表示されます。
そのまま Enter を押下します。

日付と時刻設定のプロンプト

インストール完了画面が表示されます。
仮想マシンの DVD ドライブからインストールメディア (ISO イメージファイル) を取り出すため、本稿では一旦手動にて停止を行うこととします。
『H』を入力して Enter を押下します。

インストール完了画面

『メディア』⇒『DVD ドライブ』⇒『install69.iso の取り出し』を押下します。

インストールメディアの取り出し画面

仮想マシンの起動

システム停止画面にてそのまま Enter を押下します。

システム停止画面

ブートローダ画面が表示されます。
そのまま Enter を押下します。

ブートローダ画面

ログインプロンプトが表示されて起動完了となります。

起動完了画面